手入れ/Repair
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手入れ/Repair

¥3,000 税込

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※ 2022年4月上旬 〜 2022年5月下旬 発送予定

手入れ/Repair 不具合や動作不良に追いつめられた人間は、自らの身体とありあわせの道具を用いて、「手入れ」をおこなう。不具合はふとした瞬間に生じ、そこに蓄積した時間をあらわにする。手入れは、具合の悪さをさしあたり乗り切るために行われるが、それは同時に、対象が抱え込んでいる忘却された時間への介入でもある。居たくないところから逃げ出すにしろ、集まるところをつくるにしろ、居場所にまつわる不具合やトラブルは、地面に対する何らかの身ぶりや工作を通して解決されるほかなく、自らで選び取った場で生き通すための創造行為は、地面と身体の接面において様々な葛藤と工夫を生じさせる。 60年代のフーテン族、新左翼暴動事件、唐の状況劇場。90年代のダンボール村。現在のトー横キッズたち。新宿は断続的かつ局所的に、自治的な場の確保に向けた出来事が生じ続けている稀有な土地だ。しかし、居場所をつくるための地面との接点の新たな発明は、法の整備と取り締まりの制度へとプログラムされ、再帰的なものとして、繰り返し都市の構造に組み込まれてきた。集合し、現れるための形式は、即座に、「壊す」ための口実へ成り代わる。 本書は、60年代から現在にかけて新宿で発生した7つの事件を、自らの領域を仮設的に構築する身ぶりとして考察するものである。都市空間での居場所の確保にむけた“危険”な身体は、本書を通して、「壊す」ための口実から「つくる」ための実践へと転じる。 - 仕様(仮) サイズ: A5変形 ページ数: 200ページ 製本方法: コデックス - 執筆: GROUP 写真:高野ユリカ 法律:飯野晃司 デザイン:田岡美紗子